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「北岳」
2012-09-30 Sun 16:06
2012.08.25-26

最近、最後に登ったのが白馬岳を下山した足で直行した雨飾山。

あれから1ヶ月ほど山に行くことが出来ず、ストレスが溜まっていた。w

南アルプスには行ったことがなかったので、どうせ登るなら最高峰である北岳に行こうと前の週に決定。w

けど一番に気になっていたのが、マイカーでは途中までしか行けず、乗合タクシーやバスを利用して登山口まで行かなければならないことだった。
出発時刻、運賃、駐車場など事前に確認する事が多いのも面倒。w
アクシデントに見舞われたときの事を考えると、登り開始時間を出来るだけ早めに設定したいのだが、公共の交通機関を利用しての山登りではしかたない事と諦めて調査、調査。w


バスも乗合タクシーも1人片道1100円。

その内の100円は環境がどうとかで、タクシー会社やバス会社とは別なところに納められるようだ。
実際には、林道にゲートと呼ばれる箇所があり、そこで運転手さんによって仮に支払われていて、後で運賃と一緒に徴収される。

駐車場は多数あるようだが点在していて、前夜から駐車場で待機している登山客が多い。

私が行った前夜も乗合タクシーが出発する駐車場は略満車。
偶々運良く1台だけ空いていた駐車スペースに停められたが、少し狭かった。w
駐車スペースにテントを張っていた方がいらっしゃいましたが、あれはないよなぁ・・・・。



金曜の夜のうちに中央自動車道を走って甲府昭和ICで下りて、下道で駐車場のある芦安村へ向かう。

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乗合タクシーが出発する向いにあるバス乗り場は真っ暗で誰もいない。

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折角前夜から待機するのに早い時間のタクシーに乗れなかった、では意味が無いので後部座席を倒して早速寝る。

駐車スペースを探す車の出入りが多くてなかなか寝付けなかったが、気が付けばセットした携帯のアラームが鳴っていた。

( ´O)ηファ~

私の車の前に車か停まっている・・・Σ( ̄□ ̄;)

おいおぃ、とうとう駐車スペースが無かった私の車が停めたんじゃないだろうなぁ・・・

とトイレに行くついでに見てみると、駐車場内の走行箇所に乗合タクシーが十数台停まっていた。
私の車の前に停まっていたワンボックスもその内の一台。w

駐車場誘導係も朝早くから誘導していて感心。感心。( ̄▽ ̄)

トイレの場所を聞いたときに、タクシーは荷物を詰められる車から乗り込めるという話を聞いて焦る。w

急いで用を足して、車に戻ってザックだけを持ってタクシーに向かうと



何とか荷物を積んでもらえた。
これで乗れないことは無い、とタクシーの中で食べようと思っていたおにぎりとポールを車から取って戻ってくると・・・・

タクシーがいない!! Σ( ̄□ ̄;)
私の荷物を積んだタクシーがいなくなっている。
出発には時間がまだ時間があると言っていたのに・・・

それに荷物を積んでしまっている私はどうしたら・・・

いつもなら気にしない筈なのに、その日は、車体に書いてあったタクシーの名前を覚えていた私はそこらに群れていたタクシーの運転手さんに
「ココに停まっていたタクシーは?」と聞いてみると
「もう、出ちゃったよ。」と。
「え、○○タクシーですけど、僕の荷物積んじゃって行ってしまったんですけど・・・」
「あれー、あいつ人数確認しなかったのかな、ちょっと待ってよ~;」

(お前の車、一人置いてってるぞ~、・・・・いやいや、ここにいるお客さんがタクシーの名前を覚えているんだもん・・・、はい・・・、はい・・・、了解)

「今戻ってくるって言ってますので、少しここで待っていて下さい。」

なんだか出鼻を挫かれた感じ。w

程なくして、タクシーが戻ってきてホッとする。( ̄▽ ̄;) 良かったぁ~。


運転手さんは気さくな人で、なんだか憎めないおじさん。

おじさんは、ちょっとしたガイドのように辺りの事を話してくれてゲートまで到着。
ゲートは時間きっかりじゃないと開けてくれないから、ここで待機ね、と言って運賃を回収して、運転席を離れるおじさん。

狭くて車から出たいが、いない時に動かされて私のようになっても困ると思う皆さんは、出ようにも出られない。w

おにぎりを食べながら待っていると、ゲートが開く時間になっておじさんが戻ってくる。

さぁ、いよいよだ。( ゚∀゚)



車の揺れは凄かったが、あっという間にタクシー下り場に到着。
『広河原インフォメーションセンター』には凄い人だかり。

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うげ~、これ全部登るの~!?と思ったら、半分くらいの人は下山してきて帰りのバスを待っている人達でした。
6時過ぎにこの人数って、何時に下りてきたんだろう。w

そんな事より、さぁ出発です。

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北岳が見える。あの上まで登るのかぁ。( ̄▽ ̄)

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吊橋の手前に案内図。

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吊橋を渡り、少し進むと『広河原山荘』に到着。
山荘の左側に登山道がありこれを進む。


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二俣までいくつかの花に出迎えられる。

「キツリフネ」
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「クサボタン」
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「コウシンヤマハッカ」
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「カイタカラコウ」
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「タカネナデシコ」
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「ウメバチソウ」
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沢の近くを進み、架けられた橋を渡り、二俣へ到着する。

二俣からは、三つのコースになる。
チップ制のトイレの前を通って少し戻るような感じで「白根御池小屋」へ進み「草すべり」を通って頂上へ進むか
中央の左俣を通って「小太郎尾根分岐」を通過して頂上に向かうか、
左の大樺沢コースを突き進み八本歯のコルから頂上へ向かうか。

夜は肩の小屋でテント泊を予定していたので、八本歯のコルを経由するのはちょっと・・・
白根御池小屋側へ戻る事に意味が無い。ってことで「小太郎尾根分岐」を目指す。

トリカブトが沢山あるが、こんなに生えていて良いものだろうか。


「トリカブト」
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ハッキリ言って日影が少なくジリジリと日差しが暑い。( ̄▽ ̄;)

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完璧に日影のない斜面を登る。涼しいつもりでいたのに意外に暑い。w

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小太郎尾根分岐までは日陰が無く、汗びっしょりで、かなり辛かった。w

足が攣りそうで、小太郎尾根分岐でザックを下ろし、靴紐も緩めて休む。(TOT)
立つことも痛かったので、足を延ばしてリラックス。

沢山の登山者が休み、また頂上へ向かっていく。

30分くらい休んだだろうか。少し歩けるようになったので辺りの景色を楽しむ。

「オヤマリンドウ」
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甲斐駒ヶ岳(標高 2,967m)の姿が雲の中に。

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鳳凰三山のオベリスクがある地蔵岳(標高2,764m)と鳳凰山の最高点 観音岳(標高2,840m)。

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仙丈ヶ岳(標高3,033m)

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何とか歩いても痛くないくらいまで回復したのでザックを背負い直し、靴紐を縛り上げて再出発。( ̄▽ ̄)

開放感のある道をてくてくと進む。

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と目の前に現れたのが、何とも険しく見える登り。

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足が少々弱っているのが心配だが、慎重に行けば問題は無い!w
登りきったところがまた開放感のある尾根。

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仙丈ヶ岳を右手に進んでいると小さな花たちが出迎えてくれ、肩の小屋が近くなってきた。

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「シラネヒゴタイ」
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「ミヤマミミナグサ」
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「トウヤクリンドウ+ミヤマクルババナ」
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肩の小屋に到着。

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足を休めたかったので、早速テント場の受付を済ませる。
特に張る場所に細かい指定はなく、皆の社交の場になっているテラスから離れていれば問題ないそうだ。

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水場は小屋から往復で30分の所にあるらしいが、空の容器を持って下って、中に水を入れて戻ってきた人を見る事が無かった。(笑)
けど、わざわざ水場に行かなくても小屋の横で100円/1リットルで販売されているので心配はない。

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トイレはチップ制で小屋の近くに在ってボットン式。

張ったテントの中に倒れこむ。w

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足を曲げようとするとおもいっきり攣りそうになるので、足を伸ばして横になる。( ̄▽ ̄;)

横になった状態で、ザックから食べ物、食器やコンロ、寝袋などを出して整理。

ラジオを聞きながら、昼に食べようと思って持って来たおにぎりを食べるがあまり食欲がわかない。
取り合えず腹に押し込み、横になって足の回復を待つことにする。

近くにテントを張る音が聞こえてきて、また賑やかになる。

なんだかんがと時間が過ぎて3時過ぎ。

足を曲げても攣ることなく調子が戻ってきたようなので、小屋の横に水を2リットル買いに行く。

北岳の頂上は雲が掛っていて、下りて来た人もいたが絶景を見ることが出来なかった様子。

テントの横にあった岩に腰を掛けて、北岳に流れる雲の様子を窺っていると、頂上に掛っている雲の塊の影が、下の山に映っているのを見つける。

影の切れ目=雲の切れ目を見つけた。w

頂上にその切れ目が行き着いたときが晴れ間・・・・。

今は雲が掛っているが、流れからして1時間くらいで頂上に晴れ間が広がる筈・・・・。
肩の小屋から頂上まで、足にハンデを負ったとしても1時間もあれば充分に間に合う筈・・・。

日没まで2時間半くらい。

明朝の天気が雨じゃない保証はないし、行っとくか。w

肩の小屋の左手に北岳頂上へ向かう道がある。

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登っていく途中、何人かが雲の中を下山してきたので、頂上の様子を聞いたが曇っていて眺めはNGだったと聞くばかり。
じゃぁ、花くらいは楽しんで登らないと勿体ないかと花を撮る。w

「チシマギキョウ」
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「ヒメコゴメグサ」
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頂上までは緑色の ● や ⇔ のマーキングが多々記されているので道迷いになる可能性は低いような気がする。

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特に何の支障もなく頂上へ着いてしまったが、ガスが掛ったような曇り状態で、人っ子一人いない 標高3,193m。

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三角点は三等。

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360度回るが、辺りは真~っ白。

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( ̄▽ ̄) シーーーーーーン・・・・耳がキーンとするくらい何の音も聞こえない。

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地蔵さんに手を合わせてベンチに座る。
足が付かない高さだったので、足をブランブランさせながら待っていたが、雲が捌ける気配がない・・・。
黙って待っていもしようがないので辺りを散策。w

「チングルマ」の花が落ちた後。
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「ミヤマアキノキリンソウ」
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暫らくすると徐々に雲が薄くなってきて明るくなってきた! (゚∀゚ )

読みが当たって、鳳凰三山側から流れてくる雲の切れ目が頂上に来て
雲が背中側に流れていき徐々に鳳凰三山が見えてきた。

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風はほとんど無く静かに移動していく。

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綺麗に鳳凰三山が姿を現した。

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さっきまで真っ白だったとは思えないほどの青空が頭の上にある。

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雲海の中に富士山が見える。富士山も頂上だけは天気が良いようだ。w

背中側に流れていった雲は凄い形状になり、これがまた荒々しくカッコいい!

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だれもいない頂上、独り占め状態でシャッターを切り続ける。

背中には太陽がビガーッ!と輝いている。

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徐々にまた薄雲が舞い上がってきた。

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辺りを見回すと・・・・

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初めて見るブロッケン現象に思わず声を上げてしまった。w

虹色に囲まれた自分の影。手を動かすとそれに合わせて放射状に影も動く。
2、3分でブロッケン現象が見えなくなってしまったが、良い記念になった。

頂上に満足して下りることにする。

この時間帯の稜線は光と影のコントラストがハッキリして綺麗だ。
少しガスが掛っているのも味わい深い。

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こちらは北岳山荘側の稜線。
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甲斐駒も綺麗に見えた。
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肩の小屋の前では皆が盛り上がっていて、オーダーが飛び交って小屋は繁盛。w
北岳山頂にはまた雲が掛っているように見える。

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テント前から見えるパステルカラーの雲海から頭を出す富士山。

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私も早速テントに入って晩飯の仕度。海老ピラフと袋麺。

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飯をサッサと食べてからの晩酌は、魚肉ソーセージと豆菓子とストレートの焼酎。
水は勿体無いのでストレートでしょ。ww

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白馬では聞こえづかったラジオは、その日は快適に聞こえた。w


(-_-)zzz


パタパタパタ・・・と風がテントを叩く音で目を覚ますが、まだ10時・・・w

周りも静かだ・・・。


また寝る。


(-_-)zzz


次に目が覚めたのは3時頃。

なんだかヘッデンの灯りがチラチラ・・・

日の出までは未だ時間がある。風はちょっとあるようだけど雲は?と外を覗くと空は素晴らしい満天の星。
( ̄▽ ̄)

夜明けまで、テントの中でラジオを聞きながらぼ~っとしているとイビキが聞こえてくる。w

携帯のアラームのような音が鳴り続ける。これがなかなか止めてくれない。w
もう目を覚ましても良いだろうと思うくらい鳴り続けている。( ̄▽ ̄;)

する事もないので朝飯の準備を始める。と言ってもパンとスープ。w

食べ終わる頃には、段々と明るくなってきてテントの周りも騒がしくなってきた。w

御来光♪

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気持ちよく何枚も、何枚もシャッターを切る。

満足がいくまでシャッターを切ってから、テントを片付けて下山の準備を開始する。

最後にもう一枚富士山を。

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離れ難いテント場を背に、甲斐駒へ目をやる。

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6時半頃に肩の小屋のテント場を離れ、帰りは白根御池小屋周りで広河原へ向かう。

小太郎尾根分岐を少し越えた所から白根御池小屋方面へ進むのだが、背の高い木々が多いので日陰は充分だが、歩き辛い大きめの石が転がっていて、選択を誤ったような気もした。(笑)

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広河原まで3時間ほどで下りてこられたが、足がガクガク。w

乗合タクシーの発射時刻まで時間が充分に余ったなぁ、と思っていたらタクシーに乗れる人数が集まりい次第発車してくれると言うのでセンターの販売機で水を買ってきて乗車して待つ。

駐車場にも早く到着して、埼玉の自宅へ車を走らせる。

北岳も良い山行になった。( ̄▽ ̄)


【お役立ち情報】
・南アルプスNET
・南アルプス市観光協会(マイカー規制、駐車場、乗合タクシー、バス時刻表など)
・Wikipedia(ブロッケン現象)
・Wikipedia(北岳)
・Wikipedia(仙丈ヶ岳)
・Wikipedia(甲斐駒ヶ岳)
・tenki.jp(北岳)

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この記事のコメント:
お疲れ様です! 夏山って感じでいいですね~! 以前は広河原まで車で入れたんでよかったのですが 今はいろいろバス時間合わせたりで ちょっと億劫になりますね!
 鳳凰三山もいいですよ~!  
2012-09-30 Sun 19:42 | URL | HEIDI #8677DC7I[ 内容変更]
HEIDIさんこんばんは。
北岳良かったです。心に残る山行でした。
なかなかアップが追い付かず苦しんでおります。(笑)
2012-11-04 Sun 20:35 | URL | らぅめんち #5GQd6s0Y[ 内容変更]
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